尖圭コンジローマの治療薬

尖圭コンジローマの治療方法には主に2種類有り、外科的な手術で除去する方法と薬で治す方法があります。特に尖圭コンジローマの治療で使用されている薬は、あまり種類はありません

もっとも尖圭コンジローマの治療に用いられる薬はイミキモドを主成分としたベセルナクリームがあります。

持田製薬株式会社が販売している薬で、ベセルナクリームを塗った部分の尖圭コンジローマの原因となっているウイルスであるヒトパピローマウイルスの増殖を抑制すると共に、人間がもつ免疫機能を高めヒトパピローマウイルスに感染した細胞を障害してくれる作用があります。

使用方法は尖圭コンジローマのイボができている性器や肛門付近に、適量を1日1回、1日おきに週3回、就寝前に塗っていきます

イボの部分、その周辺に薄くクリームを塗り、クリームが見えなくなるまで刷り込みます。そのまま就寝し、起床したらベセルナクリームをシャワーで石けんなどを使用して洗い流します

他の軟膏などと違い、1日おきに就寝前に塗って、起きたらら洗い流すという特徴があります。ただし、このベセルナクリームは効果があまり強くないために、長期間にわたり使用をする必要があります

大凡、2週間から1ヶ月は使用を続けなければなりません。また、尿道より奥であったり、膣の内部にも使用する事はできません。

その他にはポドフィリン液も治療に用いられることがあります。これはポドフィルムという草の根茎をアルコールで抽出した樹脂用物質で海外では広く使われています。

治療効果は非常に高く副作用も少ないというメリットがある反面、毒性が強いので、妊婦などは使用できません

その他、5-FU軟膏ブレオS軟膏があります。これらの軟膏は抗癌剤が入っている軟膏で、非常に治療効果が高い薬です。

しかし、その反面、強力すぎることから、副作用を強く出してしまうことや、カンジダ性亀頭包皮炎や膣炎などを併発する可能性があります。

これらの薬は外科的手術とは違い治療をしてもあとが残らないというメリットが共通しています。

やはり、外科的な切除をしてしまうと性器付近に後が残ってしまうので、気になる場合にはこれらの治療薬を使用する方が良いでしょう。

男性が使用する尖圭コンジローマの薬

男性の場合、尖圭コンジローマの症状であるイボができるのは、陰茎、亀頭、包皮、陰嚢、また尿道や肛門付近となっています。

このイボだけに対処していく方法と尖圭コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスを除去していく薬を使用する方法が治療としてはあり、またイボのできている部分や数、などによっても治療方法が変わってきます。

尖圭コンジローマに感染してしまった場合にはベセルナクリームという薬を使用するのがもっとも多く見られます。

2007年12月に日本では尖圭コンジローマの薬として認可され、ヒトパピローマウイルスの増殖を抑制し、免疫機能を高めてくれる薬です。

イボができた部分に1日1回、1日おきに塗っていきます。塗った後約10時間後にはシャワーなどで洗い流していくという特徴があります。

男性の場合は性器の構造上、表にイボができることが多くあります。その中でも、範囲が狭く、イボの数も少ない場合には、冷凍療法が効果的です。

綿棒に液体窒素を染みこませるので、治療の跡も大きくならず、狭い部分のみに有効です。もしも、再発を繰り返すようであれば、ベセルナクリームでの治療も行い直接ウイルスを除去していきます。

基本的にベセルナクリームはどの治療方法でも用いられ、ウイルスそのものに働きかけて症状を改善してくれます。

尖圭コンジローマ記事一覧

 

 

 

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)