トリコモナスの症状の特徴

トリコモナスは本来は、ほ乳類や鳥類などがトリコモナスという原生生物を原因とする感染症ですが、人間でトリコモナスといえば、主に女性の性感染症であり、膣トリコモナス症を指して言うことが一般的となりつつあります。

トリコモナスに感染すると、症状がでるのは殆ど女性のみです。

男性の場合は症状が出たとしても尿道炎などでクラミジアと症状は似ています。しかしながら男性の場合は感染率も1%から2%とほとんど感染することはありません

これは排尿時にトリコモナスが排出されてしまうためです。もしも排出をされなかったとしても前立腺などにとどまるだけで、何か症状を引き起こすことはあまりありません。

一方で女性の症状としては約1ヶ月程度の潜伏期間から、おりものなどに変化がでてきます。おりものの増加や悪臭のするおりものがあったり、黄色や黄緑の泡だったおりものを見ることがあります。

おりものが生臭い臭いがする場合はトリコモナスを疑っても良いかも知れません。

普段は膣内には乳酸桿菌がいて膣内を清掃してくれていますが、トリコモナスが増加するにつれて、この乳酸桿菌が減少していき、臭いの原因となる菌が繁殖し悪臭の原因となってしまいます

トリコモナス以外の性感染症でもおりものに症状がでてきます。クラミジアは膿を含むサラサラとした状態で、カンジダは酒かすやカッテージチーズ城であり、淋病は膿を含みどろっとして黄色や緑白色となっています。

女性の場合は性感染症はおりものに出やすい特徴があるので、いつもと違うと感じた場合は一度検査を受けてみると良いかも知れません。

トリコモナスはおりもの異常だけでなく、性器のかゆみや腫れ、排尿時、性行症時に痛みなどを伴う場合があります希に腹痛や出血などをする場合もあります

これらの症状が長引くとHIVに感染しやすくなったり早産を引き起こす原因となってしまうために注意が必要です。

女性の場合はトリコモナスの感染率も5%から10%と男性に比べると低くなっていますが、性感染症としては高い数字となっています。

症状がでても比較的軽く、重篤な後遺症が残ることも少ない病気ではありますが、しっかりと予防をすることと少しでもおかしいと思う症状があれば病院で検査を受けた方が良いでしょう。

性病の症状

男女別トリコモナスの症状

トリコモナスは人の目では見ることができないほどの原虫が性器に入り込んで、炎症を起こしていきます。他の性感染症と同じく症状も男性と女性によって差があります

しかし、トリコモナスの原因のほとんどが性交渉によるものであるためにしっかりとコンドームなどで予防をしなければ感染は防ぐことはできません。

もしもトリコモナスに感染した男性の症状としては尿道炎や前立腺炎などの炎症を起こします

しかしがら男性の場合は感染していても気がつかないことが多く、その症状もでないことがほとんどです。

その理由の一つとしては、排尿時に一緒にトリコモナスも排出してしまい、感染がなくなってしまうからです。

しかし、こうした排出をしてしまうことや、症状がでないことが問題で、トリコモナスに感染してしまうように予防策をとらずに性交渉をしたにも関わらず、また予防をせずに性交渉をして感染を広げてしまう場合があるのです。

また男性は症状がない上に、感染率も低く、さらに検査の精度も非常に低いためにそこまで問題とされることがあまりありません。

一方で、女性の場合おりものに変化が出ます。症状としては、おりものの増加、悪臭、黄色や黄緑色になり泡立っているなどがあります。

その他には性器のかゆみやはれ、排尿時、性行症時の痛みや不快感などを訴える人もいます。トリコモナスに感染しているとおりものが生臭った臭いがすると言われています。

それは、通常であれば膣内には乳酸桿菌がいて、膣内を清潔に保ってくれていますが、トリコモナスが増加してしまうと乳酸桿菌が減少して臭いのもととなる原因菌が発生し悪臭を発生してしまうのです。

妊娠中にトリコモナスに感染してしまうと、細菌性膣症を合併しやすくなってしまいます

子宮に細菌性膣症の原因菌がが入り込んでしまい、絨毛羊膜炎や骨盤の絨毛炎そして羊膜炎などを引き起こし、胎児にも感染症を起こす原因となってしまいます。最悪の場合は、早産などの原因となってしまうのです。

トリコモナス症のおりものの臭い

女性の場合、性感染症に感染するとおりものに異常をきたす場合が多くあります。トリコモナス症も例に漏れず、おりものの異常が見られます。

トリコモナスに感染し、おりものに異常がある場合の特徴としては、悪臭があったり、黄色や黄緑に泡だったりします

他の性感染症でもおりものが臭う場合がありますが、トリコモナス症の場合は独特の、魚が腐ったような臭いがするために、もしもおりものからいつもと違った臭いがする場合はトリコモナスを疑ってもよいかも知れません。

この悪臭の原因は、本来膣の中にいる乳酸桿菌がトリコモナスによって減少してしまいます。

この乳酸桿菌が膣内を清潔に保ち、菌などの発生を阻害しているのですが、乳酸桿菌が減少することで臭いの元となる原因菌が繁殖してしまい、悪臭がしてしまうのです。

おりものが泡立つ現象

悪臭以外のおりもの異常の特徴としては、黄色や黄緑色におりものが泡立つ現象があります。この泡立つおりものは他の性感染症に感染した時にでるおりものとは違います。

例えば、カンジダ症のときには、ヨーグルトや酒かす、カッテージチーズのように白く、量が多いのが特徴です。

そして、クラミジアのときには透明でサラサラしていますが、膿状のおりものが特徴です。そして、淋病の場合にはどろってして、膿を伴った、黄色や緑色をしたおりものであることが特徴的です。

おりものは健康な女性であれば、透明や薄めクリーム色をしており、泡などが混ざっていることはありません

また臭いもヨーグルトのような酸っぱさがあるだけで、悪臭などもすることはありません

おりものの状態自体は個人差はありますが、いつもとおりものの状態が違うと感じた場合には、まずは産婦人科などで検査を受けるのがよいでしょう。

そして、もしおりものの色が黄色や黄緑であり、悪臭が特に気になるようであればトリコモナスを疑ってもよいかも知れません。

トリコモナス膣炎の症状

トリコモナスは日本では以前はもっともポピュラーな性感染症でしたが、現在ではその感染者数も減少し、非常に注意が必要であり、性感染症の代名詞ではなくなっています。

これは、トリコモナス自体が感染力が非常に高いにもかかわらず、その症状が軽いことも原因の一つであるといわれています。

トリコモナスに感染すると比較的症状が重いのは女性であり、トリコモナス膣炎という病名もあります。トリコモナス膣炎は感染すると1週間から10日間の潜伏期間のあと発症をしていきます。

その症状のメインとなるのはおりものの異常です。トリコモナス膣炎の場合は、悪臭、おりものの増加、黄色や黄緑色のおりものが見られるようになります。

特に悪臭は顕著な症状といわれており、魚が腐って生臭くなったよな臭いがします。

もしもいつもよりもおりものの量が多く、さらに色が黄色、もしくは黄緑で、悪臭がするようであれば、トリコモナス膣炎であることを疑った方が良いかも知れません。

トリコモナス膣炎の症状はおりもの異常の他にも膣内もしくは外陰部などのかゆみや不快感、そして少し腫れていたりします

これはトリコモナスの原因であるトリコモナス原虫が感染しているために起きている炎症です。

その他にも排尿時の痛みや性交渉時の違和感、痛みなどを感じることもあります。これらの症状は女性の場合は50%から70%ほどの人に見られる症状です。

しかしながら、あまりにも軽いためにそのまま治療をしない場合もあります。

トリコモナス膣炎は放って置くと、その他の感染症、またはHIVなどに感染する確率を高めるだけでなく、不妊症や早産を引き起こしてしまうために、しっかりとした治療をしておかなければなりません。

トリコモナスと生理と妊娠

トリコモナスの主な感染者は女性となるために、生理や妊娠や出産なども関係してくるので、より注意しなければなりません。女性の場合トリコモナスはトリコモナス膣炎となります。

トリコモナス原虫が原因で轢き起こる症状で、おりもの異常、性器のかゆみやはれ、排尿時や性交渉時の痛みなどがあります。

このトリコモナスは膣の粘膜に感染し、その後周囲の臓器などにも寄生をするために飲み薬での治療が一般的となっています。

飲み薬は主にメトロニダゾール系の抗生物質が処方されています。この薬を1日に2回1週間から10日間使用します。

男性の場合は飲み薬だけですが、女性の場合は膣錠や軟膏などを処方してもらい、かゆみや痛みがある部分に塗っていったりします。

しかし、女性の場合は塗り薬や膣錠を使用しているときに生理が来そうな場合は、医師と相談して、薬を変更してもらうなどをしてもらわなければ行けません

逆に妊娠初期などの段階では、メトロニダゾール系の抗生物質には発癌性や変異原性等の副作用があるため膣錠を使用していくのが良いと言われています。

これらの薬を使用し終えると、確認検査を行います。この検査でトリコモナスが認められなければ完治となります。

約90%から95%の人が1度の治療で完治してしまいますが、女性の中には子宮頸部や尿道にトリコモナスが残っていたり、膣内に残っていたトリコモナスが、生理時の経血によって増殖してしまうケースもあるので、もしも治療後に気になることがあればもう一度検査を受けた方が良いかも知れません。

トリコモナス膣炎と妊娠の関係

トリコモナス膣炎という病気は潜伏期間こそ1週間から10日ほどといわれていますが、症状が軽いことが多く、病院で検査や治療を受けるほどではないと判断される、もしくは、トリコモナスに感染していると思われないこともあります。

そのために、妊娠をしてからトリコモナス膣炎であることがわかり、そこから治療をし始めるケースもあります。

トリコモナスは健康で免疫が強いときは症状が非常に軽かったり、出ないことがありますが、妊娠中などで体が変化し、体力がなくなり、免疫力が弱くなったときなどに活発動き出すことがあります。

妊娠初期のトリコモナス膣炎はつわりなどもあるために、一緒に我慢をしてしまう事もあるそうです。

しかし、トリコモナス膣炎によるかゆみや痛みなどを放って置くと、トリコモナスの原因である、トリコモナス原虫が増殖し、早産や流産などを引き起こしてしまう原因となります。

そのために、気がついた段階で医師へ相談が必要です。

妊娠も中期にさしかかり、トリコモナス膣炎の症状があれば早急に治療が必要となります。これは妊娠後期に入ってしまうと、より赤ちゃんに影響が出てしまう恐れがあるためです。

トリコモナス原虫自身が胎児に影響を与え、奇形などの心配はないといわれていますが、膣内の環境が変化してしまうこともあり影響が出る場合もあります。

妊娠も後期になるとトリコモナス膣炎になる確率は低くなります。しかし、お産の際の産道感染などの心配があります。

母子感染は非常に希であるといわれていますが、前期破水によって早産を引き起こしてしまう可能性があるといわれています。

トリコモナス膣炎の治療には、メトロニダゾールやチニダゾール系の薬を通常使用します。

しかしながら、妊娠12週以内でトリコモナス膣炎であるとわかった場合には、経口薬を使用すると胎児奇形などの恐れもあるために、膣錠のみで行わなければなりません

出産後の授乳期間中なども影響があるといわれているので、医師に相談の上で治療をしなければなりません。

男性のトリコモナス

女性に比べると男性がトリコモナスに受ける影響は多くありません。症状としても、尿道炎を起こし膿が出たり排尿痛や前立腺炎などが起こることもありますが、ほとんどの場合は症状がでることはありません

そのために、感染しているとは知らず性交渉などをしてしまい、トリコモナスの感染を広げてしまう原因にもなってしまいます。

感染者数の割合で見ると日本人の女性の5%から10%がトリコモナスに感染しているのに対して男性の場合は1%から2%と非常に低くなっています。さらに症状が出るのはその中でも10%程度ということで非常に感染したことがわかりにくい病気ではあります。

しかも、感染したとしても排尿時に一緒に流れていくこともあります。

しかしながら、トリコモナスに感染している女性と性交渉をした場合に男性が感染する確率は70%と非常に高く、性交渉時にコンドームなどの予防をすることがもっとも重要であると言われています。

コンドームなどをしていればトリコモナスの感染は殆ど防げるのでしっかりとした予防をすれば心配することはあまりありません。

コンドームは絶対ではない

トリコモナスは日本国内では減少傾向にあるものの、海外に目を向けると欧米や発展途上国では日本のように減少傾向ではないのが現状です。

そのために、日本人男性が海外で風俗などにいき、そのままトリコモナスに感染してきて、日本国内で広めてしまうと言うこともあるそうです。

トリコモナスのもっとも多い感染経路は性交渉です。それだけに、症状が軽いトリコモナスはパートナーがいる場合はピンポン感染して、どちらも再発をしてしまう場合が特に多くあります。

トリコモナス自体は症状も重くないために男性としては軽く見てしまいますが、感染率も高いこと、ピンポン感染が多いことも考えなければなりません

 

トリコモナスの症状の特徴
トリコモナス膣炎の原因と感染経路は?
トリコモナスの治療方法
トリコモナスの治療薬
膣トリコモナス症

 

 

 

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